解読文:原文
安政二年九月
- 一 同宗 同寺㊞旦那 家主・文蔵㊞八十六才
同六年同月
- 一 同宗 同寺㊞旦那 娘・せき㊞十三才、同寺㊞旦那 同・やす㊞十才、同寺㊞旦那 倅・茂助㊞八才
- 此者儀者、馬場村重左衛門請ニ而召抱申候、下男馬五郎㊞廿六才
- 〆六人㊞内 男三人・女三人
- 一 同宗 同寺㊞旦那 家主・文左衛門㊞三十一才、同寺㊞旦那 女房・さか㊞ニ十八才、 同寺㊞旦那 娘 ひこ五才
解説
村名
- 冑山村:武州大里郡の村。現在の埼玉県大里郡大里町(おおさとまち)。史料では兜山村と記載。
- 前久保村:同州入間郡の村。現在の同県入間郡毛呂山町(もろやままち)。史料では前窪村と記載カ。
- 馬場村:前項斉藤家使用人を参照。
MEMO
史料の〆(締め)人数は、前項3.久内家。安政二年(1855)から親族(夫婦、娘二人、倅)五人に変わりはありませんが、〆人数は七人から同六年(1859)に六人になりました。下女が一人減ったためで、下男は鉄蔵三十三才から馬五郎二六才に替わっています。
二年の4.家主・文蔵は八六才で、この年の当村最高齢。然しながら六年の当家主は文左衛門に代わっているので、この間にお亡くなりになったようです。
史料情報
- ① 武蔵国入間郡平山村宗門人別御改帳:埼玉県立文書館所蔵 平山家1309
- ② 同表題:同館所蔵 平山家1313
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