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信とは 儒教道徳(五常)解説

五常

五常 意味
あわれみの心
恥ずかしいと思う心
敬い慎む心
是非を判別する心
誠の心

五常配色は陰陽五行説、意味は『孟子(告子章句上)』より。

信とは

信とは誠(まこと)のこと。信は陰陽五行説でいうところの土用にあたり、土用があって四季は移り変わります。誠は天と人を媒介する徳であり、仁義礼智が十全に発揮されていれば信(誠)は達成されます。

江戸時代の初等教科書『百姓往来』信の項には「落ちぶれて不憫で貧しき人には情けをかけ、とりわけ親しく交わって人の誠と言うべきだ」とあります。

経書(儒教の経典)より

  • 「君子の精神修養は誠によるものが最もよい。誠を極めるのに他の方法はない、ただ仁を守り義を行うだけである。」『荀子(不苟篇)』
  • 「信ずべきことを信じることが信であり、疑うべきことを疑うこともまた信である。」『荀子(非十二子篇)』
  • 「誠は天の道である。そして誠を実行するのが人の道である。」『礼記(中庸)』
  

参考文献

  • 木村英一・鈴木喜一訳「論語」、藤堂明保・福島中郎訳「孟子」、竹岡八雄・日原利国訳「荀子」、竹内照夫訳「礼記」『中国古典文学大系 (3)』(平凡社、1970年)
  • 土田 健次郎『儒教入門』(東京大学出版会、2011年)

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五常とは仁とは義とは礼とは智とは/信とは

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