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小学算術書1

小学算術書とは

中表紙

小学算術書

※無断転載禁止

概要

『小学算術書』は、明治六年(1873)、文部省編纂の初等向け算数の教科書。

当史料は、各頁に挿絵がある、一見ほっこりした平凡な教科書に見えます。しかし詳しく見てみると、数える対象は屏風の折り数、あるいは小銃兵卒だったり、また単位の蒸気船の速さなど、現代の教科書には決して記載されないものが大なり小なり見受けられます。

また当史料の文章の書き方は、読点(とうてん)「、」はありますが、句点「○」はありません。文字の種類については、仮名は平仮名八割・変体仮名二割程度、常用漢字八割・異体字2割程度。

かくして古文書学習の導入として最適であり、活字で書かれた漱石『こゝろ』(大正三年,1914)や戦後の安吾『堕落論』(昭和二一年,1946)に比べて読みやすいかどうか、確認するも面白いかと思います。

史料情報

  • 表題:小学算術書 巻一 師範学校彫刻
  • 年代:明治6. 3.(1873)/出所:文部省/形態:竪帳
  • 埼玉県立文書館収蔵 大舘氏収集文書274
  • 当サイトは埼玉県立文書館から掲載許可を頂いてます。
  • ※無断転載を禁止します。

小学算術書

1.概論 2.先生と生徒数 3.茶碗、鶴 4.符号 5.足し算

6.墨の単位 7. 8.見台の足数 9.小銃、屏風 10.

11. 12.兵卒数 13. 14.蒸気船の速さ

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