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尾張藩鷹場

鷹狩りとは その知られざる目的

鷹狩りによる身分秩序

鷹狩りによる身分秩序

鷹狩とは

鷹狩(たかがり)は、飼い慣らし訓練した鷹を山野に放って、野生の鳥・小さいけものを捕らえさせる間接的な狩猟法です。

中世においては勇壮なスポーツとして公家や武士等の間で好まれ、戦国大名は領内の地理的把握や民情視察、軍事訓練などの手段としても行っていました。

江戸幕府を開いた徳川家康は、鷹を最高権力者の象徴とし、諸大名や公家に許可なく鷹狩を行うことを禁止しました。将軍家が鷹狩によって捕えた獲物は、贈答品として諸大名に贈られました。

そのうえ家格によって下賜(かし)する獲物に差をつけました。長寿の薬として貴重な鶴は、御三家、前田家、伊達家、島津家に、その下の家格の大名には、鴨や雁(ガン)が下賜されました。鷹狩の目的は実はこうした、将軍家による身分制度の秩序の維持にありました。

鷹狩は、生類憐みの令で中断し、鷹匠・鳥見など役職や鷹場も廃止されましたが、享保元年(1716)八月、徳川吉宗が八代将軍に就任すると、すぐさま復活を命じました。これにより鷹場制度が復活され、鷹は再び権力の象徴として蘇(よみがえ)りました。

さて鷹狩を考えるうえで最も重要なのが、まさかと思われるでしょうが「鷹場」です。それは何故なのか、鷹狩を行う鷹場はどこにあるのか、次頁から詳しく解説します。

  

参考文献

  • 本間清利『御鷹場』(埼玉新聞社、1981年)
  • 井田実『尾張藩鷹場についての一考察「立川市史研究6 』(立川市史編纂委員会、1967年)
  • 所沢市史編さん委員会編『所沢市史上』(所沢市、1991年)
  • 宇野藍子『古文書講師になれました』(柏書房、2017年)

尾張藩鷹場

概要

鷹狩とは/鷹場とは鷹場組織御預り村と御案内役

鷹場法度

第一条~三条第四条~六条第七条~九条期限、差出人合札取扱い、宛名