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絵入智慧の環13

春夏秋冬

史料

春夏秋冬_絵入智慧の環

※無断転載禁止

原文

日月は天にかやき草木は地におふ/はる なつあき ふゆ、春 (しゆん)夏(か)、秋 (しう)冬(とう)

解説

左頁二行目「に」は尓をくずした変体仮名。現行の平仮名は。四行目「おふ」の「お」は現行の平仮名同様に於をくずした変体仮名。「おふ」は「生ふ」の意味。

右頁一行目「なつ」の「な」は現行の平仮名同様に奈をくずす。春の音「しゆん」の「し」は志、現行の平仮名は之。夏の音「か」は可、現行の平仮名は加。

史料情報

  • 表題:絵入知慧の環 初編上
  • 年代:明治6.5(1873)/古川正雄 著
  • 埼玉県立文書館寄託 小室家文書4197
  • 当サイトは同館から掲載許可を頂いてます。
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絵入智慧の環

1.概論 2.にはとり 3.つくゑ 4.ゐのしゝ 5.すゞめ 6.数字

7.家庭内序列 8.父母の呼び方 9.東西南北 10.天地

11.短文 12.方位 13.春夏秋冬 14.花見 涼み 15.月見 雪見

16.歳時記 17.耕起 18.田植 19.稲刈り 20. 脱穀

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