くずし字で楽しむ江戸時代の暮らしと文化

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絵入知慧の環その14

花見、涼み

史料

昔の花見、涼み_絵入知慧の環

※無断転載禁止

解読文

右:はるは はなみ、左:なつは すゞみ

解説

右ページの「はる」の「る」が「は」と合体して少々解読しづらくなってます。「はなみ」の「は」は漢字の「者」を、「な」は漢字の「奈」をくずした変体仮名[註1]です。

左ページの「なつ」の「な」も漢字の「奈」をくずした変体仮名です。「すゞみ」の「す」は漢字の「春」をくずしたものです。「ゞ」は前の字を繰り返す「ゝ」に濁点をつけて、「すずみ」と読みます。

絵がどかーんとあって文字数が少ないのですが、慣れていないと結構難しいくずし字が並んでます。時間がありましたら絵と一緒に史料のくずし字を覚えてみてくださいね。

  

補註

註1:変体仮名とは、現在普通に用いられている平仮名とは異なる字体の仮名です。詳しくは古文書の文字の種類をご参照ください。

史料情報

  • 表題:絵入知慧の環 初編上
  • 年代:明治6.5(1873)/出所:古川正雄著/宛所:岡田屋嘉七/形態:竪帳
  • 埼玉県立文書館寄託 小室家文書4197
  • 当サイトは埼玉県立文書館から掲載許可を頂いてます。
  • ※無断転載を禁止します。

絵入知慧の環

1.絵入知慧の環とは/2.いぬ、にはとり/3.わらび、ねこ/4.いのしし、おほかみ

5.さくら、みかん/6.数字の読み方/7.父母の書き方/8.父母の呼び方/9.東西南北、左右上下

10.天地、日月/11.草木/12.日のいづるかたに/13.春夏秋冬/14.花見、涼み

15.月見、雪見/16.行事、風物詩/17.田をすく、種まき/18.田植、早乙女

19.田を刈る/20.稲こき、臼を引く

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