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絵入智慧の環11

短文を読んでみよう

史料

草木_絵入智慧の環

※無断転載禁止

原文

くさ き、草(さう)木(もく)/日はひがしより いでゝ にしにいる

左頁解説

二行目「ひがし」の「ひ」は飛をくずした変体仮名、現行の平仮名は比。「か」は可をくずした変体仮名、現行の平仮名は加。

三行目「より」の「り」は里、現行の平仮名は利。「いでて」の「い」も現行の平仮名も以。五行目「にしに」の「に」は尓、現行の平仮名は。最終行「る」は流、現行の平仮名は留。

すなわち左頁は"日は東より出でて西に入る"。今まで見てきた『絵入智慧の環』のおさらいとして、解読に挑戦してみてください。

史料情報

  • 表題:絵入知慧の環 初編上
  • 年代:明治6.5(1873)/古川正雄 著
  • 埼玉県立文書館寄託 小室家文書4197
  • 当サイトは同館から掲載許可を頂いてます。
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絵入智慧の環

1.概論 2.にはとり 3.つくゑ 4.ゐのしゝ 5.すゞめ 6.数字

7.家庭内序列 8.父母の呼び方 9.東西南北 10.天地

11.短文 12.方位 13.春夏秋冬 14.花見 涼み 15.月見 雪見

16.歳時記 17.耕起 18.田植 19.稲刈り 20. 脱穀

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