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絵入知慧の環4

いのしし、おほかみ、こまなど

史料

絵入知慧の環5

※無断転載禁止

解読文と解説

一段目

ゐのしゝ のぼり おほかみ
猪/ゐのしゝ 幟/のぼり 狼/おほかみ
為乃志ゝ。志は変体仮名。現行の仮名「し」は之をくずした字体。ゐは「い」と発音。 乃本゛利。本は変体仮名。現行の仮名「ほ」は保をくずした字体。 於本可美。於本可は変体仮名。現行の仮名「お」「ほ」「か」は於、保、加をくずした字体。

二段目

くも やなぎ まつ
蜘蛛/くも やなぎ/柳 松/まつ
久毛。毛は変体仮名。現行の仮名「も」も毛をくずした字体。 也奈幾゛。奈は変体仮名。現行の仮名「な」も奈をくずした字体。 末川。

三段目

けし ふぢ こま
罌粟/けし 藤/ふぢ 独楽/こま
計之。 不知゛。歴史的仮名遣いにより「ぢ」と表記。 己末。末は変体仮名。現行の仮名「ま」も末をくずした字体。

四段目

えび てまり あさがほ
蝦、海老とも/えび 手毬/てまり 牽牛花/あさがほ
衣比゛。 天満利。満は変体仮名。現行の仮名「ま」は末をくずした字体。 安左可゛本。可、本は変体仮名。現行の仮名「か」「ほ」は加、保をくずした字体。

解説

一段目おほかみ、三段目ふぢ、四段目あさがほが歴史的仮名遣いです。

歴史的仮名遣いとは、現代仮名遣い(昭和21年内閣告示)まで使われていた仮名の表記方法の一つ。歴史的仮名遣いは現代仮名遣いと違って、発音と書き方に大きなズレがあります。「てふてふ」と書いて「チョーチョ」、「ぐわいこく」と書いて「ガイコク」と発音したりします。

  

補註

註1:変体仮名とは、現在普通に用いられている平仮名とは異なる字体の仮名です。詳しくは古文書の文字の種類をご参照ください。

註2:

史料情報

  • 表題:絵入知慧の環 初編上
  • 年代:明治6.5(1873)/出所:古川正雄著/宛所:岡田屋嘉七/形態:竪帳
  • 埼玉県立文書館寄託 小室家文書4197
  • 当サイトは埼玉県立文書館から掲載許可を頂いてます。
  • ※無断転載を禁止します。

絵入知慧の環

1.絵入知慧の環とは/2.いぬ、にはとり/3.わらび、ねこ/4.いのしし、おほかみ

5.さくら、みかん/6.数字の読み方/7.父母の書き方/8.父母の呼び方/9.東西南北、左右上下

10.天地、日月/11.草木/12.日のいづるかたに/13.春夏秋冬/14.花見、涼み

15.月見、雪見/16.行事、風物詩/17.田をすく、種まき/18.田植、早乙女

19.田を刈る/20.稲こき、臼を引く

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