はしか養生中に「食して良き物」
野菜
- ゆり:-/③ゆりの根(ね)、④ゆり、⑦ゆりのね
- 冬瓜(とうぐわ):とうが。/③、④、⑦とうか
- 黒豆(くろまめ):-/③、④
- 永(なが)いも:長芋。/⑦なかいも
- さつまいも:-/④、⑦
- 大根(だいこん):-/③および③ほし大根(こん)
- ねんじん:人参の訛。/③、⑦
- 牛房(ごぼう):-/-
- 白瓜(しろうり):ウリ科。メロンの一変種。/③越瓜(しろうり)、⑦しろうり
- 麦(むぎ):-/②麦殿大明神、④大麦、⑦麦
豆類
はしか養生中に「食して悪しき物」
野菜
- 菜(な):/⑤しんぎく・ほうれん草・青(あを)くさきもの、⑥青物(あおもの)、⑦ほうれんそう
- 木瓜(きうり):胡瓜・黄瓜。/⑤
- 芹(せり):-/⑤
- ねぎ :-/⑤、⑦
- とうなす:唐茄子。南瓜(カボチャ)の総称。/⑤、⑦
- 里芋(さといも):-/⑦
- やつかしら:八頭。里芋の一。/-
- 根芋(ねいも):里芋などの子芋の芽ばえを食用にするもの。/-
- 蓮根(はすのね):れんこん。/-
- 粟(あわ):-/-
- もろこし:とうもろこしの別称。16世紀に渡来。/⑦
- くわい:慈姑。オモダカ科。水田に栽培、地下の球茎は食用。⑤くさきもの
- しい茸(たけ):-/②きの子るい、⑤木の子、⑥菌(きのこ)るい、⑦しいたけ・きのこ
- 木耳(きくらげ):-/-
- ぜんまい:-/⑤わらび
豆類
果物
史料①記載なし
はしか養生中に「食して良き物」
史料 一部共通
- やえなり:緑豆、ブンドウ/③、⑦。
史料 個別
- ③:隠元豆(いんげんまめ)
- ④:ぜんまい
- ⑦:びわ・れんこん・いんけん・なし・ぜんまい・くわへ・いんげんまめ・きす
はしか養生中に「食して悪しき物」
史料 一部共通
- 竹の子:-/②、⑤、⑥
- 茄子:-/②なすび、⑤、⑥茄子(なす)の生漬、⑦茄子瓜
史料 個別
- ②:なたまめ、⑤:ちさ、⑥:もみうり、⑦:ごぼう
MEMO
①以外の史料は、はしか養生中に果物を忌みますが、①の史料は食してよき物として水菓(果物)ならび、ぶとうの記載有り。
当時の医学知識に則った見解ではありますが、上記の通り、はしか絵史料を照らし合わせると矛盾が出てくるので、あくまではしか養生においてはご参考まで。
江戸時代 暮らし
1.年貢の課せられ方 2.村方三役 3.五人組 4.男性家長 5.老後