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江戸幕府の政治4

相給(あいきゅう)とは 旗本との複雑関係

相給(あいきゅう)とは

相給とは、一村を複数の領主で知行することです。

たとえば江戸時代の武蔵国入間郡(現・埼玉県狭山市)の村では、天領(幕府領)だけの支配を受ける場合は一給、天領に川越藩支配が加わると二給、更に旗本知行が加わると三給、更にまた別の旗本知行が加わると四給、五給となりました。

相給村は珍しいことではなく、旗本知行地が集中する関東や近畿・中部地方に多く分布しています。幕府からもらう給料が旗本の場合、俸禄米ではなく領地のため、こんなことになっています。武士の俸禄も併せてご参照ください。

武州男衾郡板井村の場合

当サイトでは武州男衾郡板井村(現・埼玉県熊谷市)に残されている証文等を多々取り上げています。当村は旗本長塩氏、牛奥氏、亀井氏知行の三給村です。長塩氏の名は年貢定免請状五人組帳に、牛奥氏の名は人別送り状、亀井氏は済口証文に見られます。

名主の数

さて、板井村の名主は代々平重郎(時に平兵衛)一人です。原則一つの村に名主は一人です。三給だからといって名主が三人いるわけではありません。しかし領主別に名主を置いている所もあります。

知行の分布と年貢の納入

一村内相給主数人の知行田畑は、絣(かすり)模様のように分散し、給付一人一人についてまとまった一地区を形成してはいませんでした。村方では土地を区切るのではなく、農家を領主に付属させているので地図に示すのも難しいです。

然しながら大名・旗本はきほん、その知行地の農民から直接に自分の手で年貢を受け取っていました。

所で旗本自身は、どこに住んでいると思いますか?次ページで旗本を詳しく解説していきます。旗本をマスターすることにより、相給についてもより理解を深めることができるでしょう。

  

参考文献

江戸幕府の政治

1.人口/2.武士の俸禄/3.年貢米の納め方/4.相給とは/5.旗本とは

6.基礎データ/7.宿駅のしくみ/8.組合村:9.小組合/10大組合

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