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オススメの本19

忘れられた黒船

書籍情報

忘れられた黒船 アメリカ北太平洋戦略と日本開国 (講談社選書メチエ)

著者:後藤敦史

出版社:講談社、2017年

対象:歴史好きな人全般、幕末に興味のある方、専門家など。

概要:ペリー来航の裏で暗躍していた?!「忘れられた黒船」に迫る知的好奇心をくすぐる専門書。

紹介文

私は海よりは山の方が好きで、船などに全く興味がありませんでした。

そんな私でしたが、農村史を研究していくうえで、浅草の米蔵に年貢を納めるのに船を使うとあって、まずここで船に「遭遇」。その一方、文禄・慶長の役を勉強するにあたり、李舜臣日本軍海戦の理解が欠かせないこともあり、ここで亀甲船やら艦隊やらに「遭遇」。

本書は、なんとなく次は黒船来航の瓦版教室のみんなで読んでみよう!と思い、手に取ってみた一冊です。分厚いし文字数びっしりだし、最後まで読み進められるのか、不安を抱きながら頁をめくりました。不安は裏切られ、忘れられた黒船の謎を解き明かす過程が面白く一気に読んでしまいました。

黒船についてなんの予備知識がなくても、分厚い分だけ易しく丁寧に説明してくれているので、どなたでも楽しめると思います。然しながら、自分なりにまとめてみないと整理がつかないこともあり、本書を参考にしつつ黒船来航史の章を作りました。併せてご参考ください。

昔は車や電車がなかったので、徒歩より速い乗り物といえば馬か船。交通史を専門にしないまでも、船ってキーポイントなのではないか。歴史において船の重要性を確信させてくれた一冊です。

  

オススメの本

近世概論

13.近世の三大改革/14.近世村人のライフサイクル/15.百姓たちの江戸時代/16.生きることの近世史

歴史全般

17.陰陽五行と日本の民俗/18.折りたく柴の記/19.忘れられた黒船

図鑑

20.図録 農民生活史事典/21.復元 江戸生活図鑑

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/2019年1月8日 公開