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文書館その1

文書館とは 図書館との比較

概要

埼玉県立文書館
埼玉県立文書館

文書館(もんじょかん)とは、戦国江戸明治時代など古い時代に書かれた文書を収集、保管している公共施設です。

一般利用者がそれら古文書を無料で閲覧することも可能。よって昔のことで調べたいことがあったら、臆せず文書館を利用すべきです。

デメリットはかなり敷居が高いこと。古文書教室講師の私でもいまだ難しく感じます。理由は次頁・研究テーマ以降に譲りますが、地理的にも遠いことも地味にハードルが上がってしまう一因。

然しながら調べていることに関して図書館では間に合わず、文書館から直接一次情報を引っ張らねばならない場合があります。かくして自分のメモも兼ねて、この章では文書館の利用方法について解説します。

図書館との比較

文書館の閲覧室は、古文書を閲覧するための机と椅子真ん中に置き、本棚が少ないのが特徴。閲覧室以外の部屋は、一般利用者はほとんど立ち入ることはない部屋ばかりです。

図書館のノリで文書館に行くと、戸惑うこともあるので「一般的な」文書館と図書館の比較してまとめました。概ね以下のような感じです。

項目:文書館/図書館

  1. 施設単位:都道府県/市町村
  2. 利用料:無料/無料
  3. 利用証:あり/あり
  4. 本棚配置:机と椅子がメインで、本棚は隅。/本棚がメインで、机と椅子は隅。
  5. 研究テーマ:目的が明確でないときほん、することなし。/なくても楽しめる。
  6. 閲覧方法:指定した古文書を収蔵庫から出納してもらう。/申請なしで本を手に取れる。
  7. 文献持ち帰り:不可/可
  8. 撮影・コピー:複製資料可。古文書原本は不可だが写真撮影可。/可
  9. 利用難易度:非常に難しい/易しい
  10. :古文書には敬して慎重に取り扱うべし。/本には敬して大切に取り扱うべし。

文書館

1.概論 2.研究テーマ 3.古文書検索 4.持ち物 5.入館手続き

6.出納 7.撮影・コピー 8.国立国会図書館

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