概要
文書館(もんじょかん)とは、戦国や江戸、明治時代など古い時代に書かれた文書を収集、保管している公共施設です。
一般利用者がそれら古文書を無料で閲覧することも可能。よって昔のことで調べたいことがあったら、臆せず文書館を利用すべきです。
デメリットはかなり敷居が高いこと。古文書教室の講師の私でもいまだ難しく感じます。理由は次頁・研究テーマ以降に譲りますが、地理的にも遠いことも地味にハードルが上がってしまう一因。
然しながら調べていることに関して図書館では間に合わず、文書館から直接一次情報を引っ張らねばならない場合があります。かくして自分のメモも兼ねて、この章では文書館の利用方法について解説します。
図書館との比較
文書館の閲覧室は、古文書を閲覧するための、机と椅子が真ん中にあります。よって本棚は端に配置されますが、市町村史や専門書等が充実しているでしょう。閲覧室以外の部屋は、一般利用者はほとんど立ち入ることはない部屋ばかりです。
図書館のノリで文書館に行くと、戸惑うこともあるので「一般的な」文書館と図書館の比較してまとめました。概ね以下のような感じです。