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コラムその1

90年代の本も、もはや古文書

日本語の行方はいかに?

私は他に特に行く所もないので図書館によく行くのですが、図書館というのは書店と違ってタダで本が読めることもさることながら、新刊よりもカビ臭く古ぼけた書籍が幅を利かせています。

その中から例えば、1970年前後の本を手に取ってみると、改行と行間もほとんどなく小さい文字がビッシリと印字されていて、1ページ当たりの文字数は今の新刊の2~3倍以上あります。

しかも値段は今と同じくらいかそれより安いくらいなので、今の本はぼったくりだ!と一人でプンプン腹を立ててしまう暇な私。それでは本はいつから、こんなにも改行と行間だらけになってしまったのでしょうか。

恐らくつい最近、2000年代からだと思います。90年代の本はそれまでの本と変わらず改行と行間が少ない場合が多いです。つまりインターネット登場と隆盛が、書籍の改行と行間の増加を牽引したのではないかと私は考えます。

勿論、改行と行間が少なく文字量が多い本が名著だとも高尚だとも限りません。私自身、2000年代以降に出された新しい本に救われた経験も多々あります。でも一般に、薄い本って内容も薄くはないですか?

話が脱線しました。本題に戻すと、今からたった30~10年前の辺りの本さえ違和感を感じるようであれば、江戸時代の古文書以前に、明治~戦前に書かれた近代文学すらチョー読みづらいに違いない。でこの度、近代文学で覚える異体字と歴史的仮名遣いというコーナーを新設してみました。

ネットが席巻し、英語英語と叫ばれ、既にカタナカで溢れかえってしまった日本で、日本語が生き残れるかどうか、さういう瀬戸際の時代に今、私達は立たされているのだと思ひます2013.10.23

  

コラム

1.90年代の本も、もはや古文書/2.御用留/3.江戸時代の婚カツ事情/4.十返舎一九という男

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