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コラムその1

絵も描ける小説家・十返舎一九という男

波乱万丈?十返舎一九の人生

弥次さん喜多さんでお馴染みの東海道中膝栗毛。近世の小説(草双紙)は変体仮名で書かれている場合が多く、私は変体仮名が苦手なので初めは抵抗あったのですが、東海道中膝栗毛が面白いからでしょうか。結構、読み進めることができました。

東海道中膝栗毛は普通に現代でも通じるギャグで笑わせてくれます。私が解読した部分でいうと、旅の途中、弥次さん喜多さんは、静岡の安部川で商売やっているヒトに思いっきり騙され、お金取られてました。

東海道中膝栗毛の作者はご存じ、十返舎一九なのですが、武士稼業をやめて小説家になりました。しかしぶらぶら遊んでいて、遊郭遊びが奥さんにバレて離婚を言い渡された後、一念発起して東海道中膝栗毛を書いたそうです。なんだそれ!

彼は芸達者なようで、売れっ子小説家になる前は、イラストの仕事もやっていたそうです。そんなわけで自分で執筆した東海道中膝栗毛の挿絵も自分で描いてます。これがまた、とっても上手!なのです。

面白いものを創造する人は、ご本人そのものからして、ぶっ飛んでいる場合が多いような気がします。2009.09.24

  

コラム

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