火消しの服装
『こもなれ』の中でいろいろとコスプレにもチャレンジしているのですが(何なんだ)、使い道がなかったのかこの子は本に掲載されませんでした。
江戸時代、明暦の振袖火事ほか安政の大地震により京橋や深川は家々が倒壊、火災に見舞われました。また地元(埼玉県西部)にいた八王子千人同心の職責は日光火の番。
火消しには、武士に属する大名火消し、定火(じょうび)消し、町人の町人(まちび)消しがいました。
武家の火事装束は、頭に兜や頭巾をかぶり、胸当てをつけて羽織を着ました。全体的に派手な服装であり、混乱した非常時に目立つことを目的としているといいます。これに対して町人消しの服装は実用的でした。
参考文献
池上良太 『図解 日本の装束』(新紀元社、2008年)「江戸時代の火消しの服装」104-105頁
『こもなれ』メイキング
関連記事
江戸時代 職業:関東取締出役・尾張藩鷹場 御案内役・医者