歌舞伎の今昔
『こもなれ』28頁に「また歌舞伎にもハマってしまい」云々という記述があります。以下、本ではイラスト共に削除されましたが、歌舞伎の本を読むだけでなく、実際に歌舞伎を見るため埼玉から一人、永田町にある国立劇場まで行ったこともありました。
高校生が一人こんなところに座っていると中々目立つようで、周りのおじさんなどに「どうしたの?」と声をかけられ、「歌舞伎に興味があってしかじか」と答えるたびに「お若いのにねえ」と返事をいただきました。そんな老化の早すぎる高校生。
ところで江戸時代、遊郭と芝居町とは二大「悪所」(あくしょ)と目されていました。
今日の歌舞伎はもっぱら、プロが演じる東京都の伝統芸能を指しますが、昔は村で村人自身が演じていました。それが証拠に文政の改革では、歌舞伎・手踊り・繰(くり)芝居・相撲が禁止に。農民が一か所に集まり、一揆の導線になることを恐れたためです。
もしも江戸時代の人がコロナに遭遇したらにも書きましたが、歴史は繰り返す?