解読文
原文
当村方困窮ニ付、潰百姓取立並、困窮立直方助成、亡父助左衛門丹精積立金、利潤を以困窮人潰百姓取立地代金配分取計
読み下し文
当村方困窮に付き、潰百姓取り立て並び、困窮立て直し方助成、亡き父助左衛門丹精積立金、利潤をもって困窮人潰れ百姓取り立て地代金配分取り計らい
現代語訳
私の村は困窮に付き、破産した百姓を救済並び生活再建のために助成しました。これには亡き父助左衛門の誠実な積立金の利息をもって、困窮者や破産した百姓の救済、地代金を配分して取り計らいました。
解読のポイント
吉田家 | 初代(祖父) | ニ代(父) | 三代(私) |
プロフィール |
村 | 下奈良村(当村) | 四方寺村 | 日向村 |
家数、困窮者、水害状況 |
史料解読にあたっては、まず最初に差出人と宛名を確認し、本文においては混乱しないよ上の表の空欄を埋めていくように読み進めてみてください。
史料情報
- 表題:記録二
- 年代:文政11.10./出所:吉田市右衛門
- 埼玉県立文書館所蔵 吉田(市)家7
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